教会のセレモニーが終わったら、またまたコーチで町に戻ります。
ビーチ沿いの高級ビラでレセプション(披露宴)は開かれました。
んもー、これまた最高にロマンティックなロケーションでした。ここまでロマンティックな場所は、なかなかないのでは。
穏やかな海を眺めながら、ビーチに突き出たパーティー会場でゆったりと優しい風に吹かれる。映画の中にいるようでした。
さすが、ロマンティストなスピは、結婚式場も決めてくれます。よっ!
しかし、あとでカメラを見て唖然。その、最高にロマンティックなロケーションをちゃんとカメラに収めてなかった〜。なにせ、ほかの出席者との会話に忙しくて・・。と言い訳。
こんな写真は撮ってましたが。なんなんでしょうね、これ。井戸でしょうか。この右側に、きらきらと光る海があったのでございます。

私たちの座ったお食事のテーブルは、まさにMBA同窓会でした。
イギリス人に、イタリア人、ドイツ人、ナイジェリア人、ニュージーランド人、そして私は日本人!とインターナショナル。
夫がMBA生だったころは、「どうしてこんな小難しい話ばかりのおじさんたちに囲まれてないといけないのだ」と我が身を嘆いてましたが、歳月は人を変えるもんです。5年ぶりにあの頃のメンバーと話してみると、刺激的な会話が最高に楽しい。だいたい、「おじさん」なんて思ってたけど、みんな10歳程度しか年上じゃないんですよね。いやいや、5年前の私は甘ちゃんでした。あの頃も、しっかりみんなの会話に耳を傾けていれば、私の教養レベルももうちょっとましになってたはず。なんでも経験しておかなきゃダメですね。
日本に一度も行ったことがなくても、みんな日本についてとてもよく知っています。特に日本経済や日本の国際的な立場については、みんな語りだしたらとまらない〜。イタリア人のパトは、現在の皇居の構造について一演説ぶってました。5年日本にいた夫が「知らなかった・・」と頭を垂れて聞くのはともかく、生まれも育ちも日本人の私がイタリア人にこんなことを学ぶとは・・。
「イギリスの料理は日本食と比べると退屈でしょう?」(言わずもがな)だの、「イギリスでの生活には慣れましたか?」(さすがにもう5年住んでますんで・・)だの、「安倍政権に変わってどうですか?」(小泉さんほどにはあなたの興味を引く話題はないですよ)だの、お決まりの質問(それは私をうんざりさせる)は一切飛ばない。久々にパーティーで楽しい会話を経験しましたよ。
ひとりだけ、イギリス人のジャーが「日本の何をいちばん恋しい?」と聞いてきたので、「家族と日本食」と何百回と繰り返した言葉を返すと、ジャーがすかさずニヤリとして「ぼくがそんな決まりきった答えを聞きたがる人間だと思ってるの?」。
それならば、「日本人の謙虚さと時間を守るところ」と答えたところから、それぞれの国民性に話は及び、ジャーが「絶対に読んでほしい」と勧めてくれたのがJeremy PaxmanのThe English。訳書が出てるかなと調べてみましたが、どうも出てない様子。夫もこの本を楽しく読んだそうで、ふたりして「イギリス人を知りたいなら外せない1冊だ!」と。
たとえば、ヨーロッパはビールを飲む国とワインを飲む国とに分けられる。そうして、ビールを飲む国(イギリスもですね)は、凶暴性が強い。凶暴性という日本語は適してはいないのかもしれないけど、ちょっと今はほかに思い浮かばないんで・・。イギリス人はもともと凶暴性を内に秘めた国民なのだ、と。そこから、サッカーが生まれた背景にまで話は及ぶのですが。ほかにも色々と興味深いことを教えてくれました。家にあるので、あとでじっくり読む予定です。
で、肝心の披露宴は、まずお食事はビュッフェスタイル。
食べた後は最初に花嫁の父がスピーチ。
次に新郎スピ。ギリシャ語で言ってるので、私たちのテーブルの人間はみんな理解できず。それでも一応、大きな拍手してると「おいおい、ぼくが何言ったかもわからないでよく拍手できるね」とスピから英語で突っ込み(爆)。
スピーチの最後に、スピは英語で「みなさん、ぼくの妻となったこの美しい女性を褒め称える言葉をぼくは十分に知りません。言葉では足りないんです。だから歌をうたいたい」。花嫁の手をとり、ダンスフロアへ。
そして、「You're Beautiful」(ジェームス・ブラントのじゃなくて、もっと古いの)を熱唱。
スピはバラード大好きなんです。もう、自分にも酔っちゃってます。
歌い終えると、みんな(特にうちのテーブルは)てんやわんやの大声援。「Satisfaction」と大声で叫び、笑いをとる我が夫・・。いいもの見せてもらいました。幸せの絶頂ですネ。
食べて飲んだらダンスへ突入。
みんなで輪になって肩を組んで踊るのがギリシャのトラディショナルなダンスだそうです。
こんなふうにね。

一生心に残る、最高に楽しい結婚式でした。日が暮れると、海の向こうに光る町のネオンが美しく、「結婚って尊いものだな」としみじみ感じました!