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先週の土曜日のThe Guardianマガジンをぱらぱらと捲っていたら。
あら、村上さん。

13Jun08a.jpg


村上春樹の6ページ記事。
8月7日に「走ることについて語るときに僕の語ること」の翻訳版「What I Talk About When I Talk About Running 」が出るので、その本からの抜粋でした。
記事中の村上さんの写真は、The Guardianのために撮影されたのでしょうか。
数年前も、村上さんの翻訳版がThe Guardianに一部抜粋して掲載されたことがあったけど、The Guardianの読者に人気が高いのかな。
そうだとしたらうれしいなあ。

ちょっと悲しくなったのが、この記事で私は「走ることについて語るときに僕の語ること 」という本が出ていたことを知ったわけで、はー、最後に読んだ彼の最新刊は「海辺のカフカ」ですよ。
もはや最新刊ではぜんぜんないし。
イギリスにいて好きな作家の出す作品を追っていくのは難しいものですね。

最近走る本に縁があって、佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」は高校生の短距離ランナーのお話、三浦しをんの「風が強く吹いている」は箱根駅伝を目指す大学生のお話でした。
どちらも読後感は最高にさわやか。
運動の苦手な私は、もちろん走ることも非常に遅くて大嫌いで。けれど、この作品を読んでる間は、走ってる人の感覚を気持ちよく味わえたんですよね。
青春小説ときくと、「ちっ、しゃらくさい」と思うひねくれものの私でしたが、これからこの手の作品ももっと読んでいきたいなあと考えが変わりました。
箱根駅伝に関しては、今は区間ごとのポイントまで頭に入ってるので、次にお正月を日本で過ごせるときには、しっかり2日間テレビにかじりついてしまいそうです。




話し変わって。
先週の土曜日にスイスの友人に結婚プレゼントをInternational Signed Forで送りました。
書留扱いで追跡できるのです。
イギリスを出るまではRoyal Mail(イギリスの郵便局)のサイト、スイスに着いたらSwiss Post(スイスの郵便局)のサイトで追跡します。
スイスの郵便局はヨーロッパ1のサービスを誇ると聞いていたし、International Signed Forだと普通の航空便よりもちょっと早く到着することが多かったので何の心配もしていなかったのです。

しかし。

おとといの早朝、Swiss PostのサイトにTransfer to custom が表示されたきり、情報がアップデートされない。
おとといも昨日も荷物の動きが何もなかったので、
「通関で引っかかってるっての?」「でも、入れちゃいけないものは何も入れてないし」「通関が込み合ってるのかなあ」
とあれこれ気を揉み始めました。

通関で引っかかって、友人のところに連絡がいくことがあると困るなあ。
サプライズの贈り物なんだけどなあ。
最悪、関税がかかったらどうしよう。ごめんね。シャーロット。

と、今朝もあれこれ心配して、Swiss Postにアクセスするけど進展なし。
明日で発送してから1週間になってしまう。
日本にだってたいてい1週間で届くぞ。

思い切ってSwiss Postにメールで問い合わせることにしたのがさっきのこと。
メールを書き終えて、送る前に、念のために再度アクセスしてみたら、げっ、届いてるじゃん。
今朝、届いてるじゃん。
なんで、サイトに反映されるのに5,6時間もかかるのよ〜。

しかも、Transfer to Customs(通関検査待ち)から、いきなりDelivered(配達済み)だなんて、どう考えてもはしょりすぎだろう。


日本の郵便局はすばらしいと改めて思いましたね。

日本まで同じようにInternational Signed Forで荷物を送ったことは軽く100回は超えてるのですが、情報は随時郵便局のサイトにアップデートされます。

通関検査待ち→配達済み

しか表示されないことなんて決してない。

必ず、

国際交換局に到着→通関検査待ち→通関検査中→ 国際交換支店/局から発送→地方の大きな郵便局から発送→地元の郵便局発送→配達済み

は表示されるんです。

無事に届いたから結果オーライですが、ひやひやの3日間でした。

近々イギリスを離れるという日本人の方に本を譲っていただきました。

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前から読みたかった「ホームレス中学生」。動画サイトで田村裕の「すべらない話」を見て、文字通り抱腹絶倒して以来、気になっていた一冊です。
ページ数が少なく、文字もそんなに詰まっていないので、さきほどぱぱっと読み終えてしまいましたが、面白かったです。
読んでると思わず戦後すぐの日本などを思い浮かべてしまうんですけど、間違いなく平成に入ってからの話なんですよね。
「すべらない話」以外で田村裕を見たことがないので、どういった漫才をされてる人なのか全く分からないのですが、「すべらない話」で見る限りでは朴訥とした気のいいお兄ちゃんという感じ。
番組では極貧生活を究極のお笑いに変えて、本では恨み辛みを一切書かない。飄々としてるけれど、一本芯の通った人なのでしょうね。

佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」は、読むのがすごく楽しみ。この人の「しゃべれどもしゃべれども」は近年突出した面白さだったと思います。


オフィスの壁紙を張り替えるために、オフィスのものを全てゲストルームに移しましたが、何が大変って、本を移動することですよ。
夫の本が200冊弱、私の本は500-600冊といったところでしょうか。
私は一応、年に一度は70-80冊ほどを手放すことにしています。けれど、同じく年に一度は、手放した分と同じだけの本を、日本から持ち帰っているので、絶対数は変わらない。
毎年断腸の思いで、70-80冊の本を手放すことをしていなければ、今頃1000冊近い本を抱えていたことを思えば、私もよく頑張ってる!?
本を読むことだけはやめられない。そこに魅力的な文字が並んでいれば、なぜ知らん振りして通り過ぎることができましょうか!
夢は本に囲まれて暮らすことと長年言い続けていますが、もっと言えば、書庫が欲しいです。

最近お気に入りの本といえば「パリのキッチン」「パリのキッチン2」。

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「パリのキッチン」は5年以上前に買った本なのでかなり読み込んでます。
「パリのキッチン2」は先日母が送ってくれたもの。

何しろ、つい先日も書いたけれど、台所の改装予定は2年後なので、まだまだ時間があります。それまでにイメージを膨らませようというわけです。
もちろんもっと早く改装できるならそれに越したことはないのですが、

今年はカーペットの張替えに、家具を一部買い換える。
来年はバスルーム改装。

と物入りなスケジュールがあるのですね。

シンプルでショールームのようなキッチンは見てる分にはいいけれど、実際にはものがちょっとごちゃごちゃ出てるくらいの生活感のあるキッチンが好きです。
ごちゃごちゃしているものが、全て「ダサくない」ことが最低条件ですが。
上の2冊に載っているキッチンは、まさに生活の匂いのするキッチンばかり。
食器や香辛料の入った瓶など、戸棚の奥にしまいこまれておらず、普通に目に入るところに置かれていることに安らぎを感じます。
まさに、私たち夫婦の理想とするところ。
誰の真似でもない、個性が前面に出ているパリジャンのキッチン。いいなあ。
私たちの未来のキッチンへのアイディアは膨らむばかりです。




帰宅した夫はにこにことご機嫌。なんでも、会社の同僚Aちゃん(めちゃくちゃ明るいイギリス人)に、「あなたたちは可愛いカップルで、本当にいいわね」と言われたらしい。
えっ、可愛いカップル?
「うん、cute coupleって言ってたよ」と夫は満面の笑み。
へぇー、キュートカップルって言われたのか。
「仲良くていいね」ってのは言われるけれど、キュートカップルってのは新鮮な響き。
それは私も嬉しいぞ。

「それで、Aちゃん、『そんなに仲良いと朝家を出るのが辛いんじゃないの?』って言うんだよ」と、夫はまたにこにこ。
私も一緒ににこにこ。

Aちゃんは何気なく「キュートカップル」って言ったんだろうけど、その言葉を伝え聞きした私でさえこんなに嬉しいんだから、言葉ってすごいなあ。
私の言葉でも誰かが幸せになってくれると嬉しいなあ。好きな人には好きといって、素敵なことには素直に素敵だと表現していきたいなあと、改めて思ったのでした。

前回の日記で紹介した3枚目の絵について、友人からメールをもらいました。
「ミシェル・ドラクロワの絵じゃないですか?」とのことで、その通りでした。
MICHEL DELACROIXのサインを、「何これ?読めない」と眺めていた私って・・・汗
友人いわく、「必ず犬が出てくる」そうでして、モンマルトルの絵にもキャンキャンと楽しそうに走ってる犬が見えます。
調べてみると、フランスワールドカップサッカーの公式ポスターも手がけた画家なんですよね。フランスを代表する現代アーティストなのでしょうか。モダンアートには疎いのですが、ミシェル・ドラクロワ、覚えておくべき名前のようです。


先週は、ベッドに横たわってるだけの毎日でしたが、母から届いた荷物に読みたかった本が入っていたのでだいぶ気がまぎれました。

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右上のカルトナージュの本はCream TeaのSetsukoさんから譲っていただきました。
イギリスには可愛い布が多い、でも洋裁は苦手。そんな私でもトライできるのではないかと注目していたカルトナージュ。
洋裁とはまた違った面で難しそうだけど、少しずつ材料が揃ってきたので、近々取りかかりたいと思います。
うまくいったら、こちらにアップします。Setsukoさん、どうもありがとう!

右下の「フランスのかわいいアンティークと雑貨たち」は、イギリス版のを持っていて、とても気に入ったので、母に頼んでフランス版も頑張って入手してもらいました。
絶版本なんですよ。

その横の「パリのアンティーク屋さん」はMelody FairのAkikoさんがブログで紹介されていたのを見て、これまた母にリクエストしました。
1週間くらいパリに滞在しないことには、本に載ってる雑貨屋さん全部はまわりきれなさそ〜。
Akikoさんは、最近の記事で「LOVELY LONDON」という、アンティーク雑貨の本も紹介されています。
日本には、雑貨の可愛い本がたくさんありますね。

左の田辺聖子の「川柳でんでん太鼓」は、母が私が好きそうだからという理由で入れてくれたと思うのですが、「俳句のもっとくだけたのが川柳」という川柳認識しかない人には、目から鱗の1冊ですよ。
なんとなく、川柳って俳句と比べて格下のイメージがあったのですが、実際には奥深くて、新聞で見かける時事川柳が全てではないのだと、田辺さんの軽快で明瞭な文章を読みながら学ぶことが出来ました。

上段真ん中のアルネは、村上春樹の仕事場が紹介されています。メルシー・ラパンさんからいただきました。ずっと読みたかったので、念願かなって嬉しいです。どうもありがとうございます。
滅多にメディアに登場することのない村上さんのお宅!
彼のエッセイを読むたびに、「なんとストイックな人だろう」と感心していましたが、仕事場を見てますますその思いを深めましたね。
整然としたスペースからうかがえるのは、彼の徹底したプロ意識でした。
いいものを見せていただきました。


村上さんのお宅に感動したり、ほかにもぱらぱらと本を読んだり、ずっと天井を眺めたりし続けた毎日。
また普通に生活できるようになって、今日心を新たに思ったのは「モノを溜め込むのはやめよう」ということでした。
いいものは使ってこそ意味があるはず。
そう気づいた私は、しまいこんでいた「勿体無くて使えなかった食器」を、全て普段使いにするスペースへ移しました。
人の命なんてはかないものだから(動物も植物も大抵そうだけど)、勿体無いなんて理由で好きなものをしまいこんでたんじゃ、下手すりゃ生きてるうちに使えないかも。
毎日、本当に好きで美しいものを手にして、目に焼き付けたいなあと強く感じて、今朝、大掃除をはじめました。
さっそくしまいこんでいたエプロン3枚を発見。
食器ならまだしも、エプロンまでしまいこんでたか、私ってのは。

Japanese Women Don't Get Old or Fatという一冊。すごいタイトルですね〜。これは、ずばり、French Women Don't Get Fat(フランス女性は太らない)のヒットを受けて出版されたはずですね。
「老けない」まで加わっちゃったJapanese Womenのほうが強烈!

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日本人がいかに長生きするか、太ってないかっていうのが、統計をもとに説明されているので説得力あり。
日本で日本食を食べている女性が老けにくく太りにくいのであって、海外に住んで海外の食事をメインにしている日本人には当てはまらない。という箇所を読んでは、ちょっとブルーになったり。
なるべく日本食を作るようにしてるけど、日本に住んでるようにはいきませんよ・・。

海外で作る日本食レシピもたくさん載ってます。ただ、日本の食材を手に入れやすい人たちにしかつかえないんじゃないかなあ。
ロンドンなんかだと簡単に日本の食材を買えますが、こんなド田舎に住んでるとひじき、豆腐などは、なかなか・・・。
果たして、イギリス女性がこういった食材を探し出してこの本のレシピを作るのかどうか。

日本の湿度の高い夏に食べる枝豆の美味しさの描写などは、筆が冴え渡っていて、味覚を刺激されました!



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